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METAL HAMMER JAPAN 編集部ブログ

ヨハン・ヘッグ/アモン・アマース 【メタルハマー・ジャパンVol.1より】

How do I grow a beard?

(どうしたらそんなに立派なヒゲが伸ばせるんだ?)

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 2019年に11thアルバム『ベルセルク』をリリースした“ヴァイキング軍団”アモン・アマースは、ヨーロッパでは絶大な人気を誇るバンドだ。ここでは、世界中のファンから集まった質問を、ヴォーカリストのヨハン・ヘッグにぶつけてみた。北欧神話からメタルの未来について、そして“ヒゲ”についてなど、多種多様な質問に答えてくれている。こういった日頃聞けない話題をピックアップするのも、海外インタビューならではと言えるだろう。

 Text by Ali Cooper Photo by Steve Brown Original by『 METAL HAMMER』329 Interpretation by Tommy Morly

 

アモン・アマースのフロントマン、ヨハン・ヘッグが語る、

有益なアドバイスと名言、そして数々の真実!

――これまでに、『古エッダ』や『スノッリのエッダ』(※13世紀にアイスランドの詩人によって書かれた神話などに関する書物)、北欧神話に基づいたフル・コンセプト・アルバムを作ろうと考えたことはありましたか?

  もちろん『古エッダ』から今までもたくさんのアイディアをもらってきたよ。それがフル・アルバムになるかどうかまではハッキリしなかったけど、数曲はこれでうまくいくだろうなという感覚はあったさ。いつだって史実を自由に取り入れてきたし、少しばかり手を加えてストーリーの素材なんかにもしてきたよ。

 こういったものって詳細なところまで目を向けていくと、より正確に知りたいという思いが強くなって、次第に大きなプロジェクトになってしまうものだ。となると、いつの間にかオレが思い描くアイディアっていうのも、けっこう巨大になってしまう。つまり、腰を据えて時間をかけて取り組まなきゃいけなくなるけど、そこまでのインスピレーションはまだ得られてないっていうのかな。 オレは何かを議論したりパーソナルなことを表現する際に、歴史や神話を使って例えたりすることが時折ある。自分が伝えたいと思うストーリーにフィットするように、少し手を加えてみたりするんだ。誰にでも伝わるくらい明快でなくてもかまわなくて、それがオレなりのやり方なんだ。

――今までのライヴでは“ドラゴン”、“船”、“火花”、“戦闘”を披露してきました。次のステージ演出として考えているものはありますか?

 もしキミがそれを知ってしまったら、オレはキミを始末しなければならない(笑)! オレたちは常に何かにトライをしてステージをさらに発展させようとしている。それは今でも続いているけど、サプライズを台ナシにしたくはないので内緒のうちに進めていきたいのさ。

――ヴァイキングと古代ローマ人、両者が戦ったならどちらが勝つのでしょうか?

 ファイティング・スピリットの話になれば、ヴァイキングはローマ人を打ち砕くのに充分な絶対的気力を持っているが、ローマ人には優れた技術や装置、数的優位があった。そう考えると、ローマ人が勝つってことになるかな?

 しかしローマ人はゲルマン人の兵団に敗れたわけだし、そのせいで北方……すなわちゲルマン人の領土に踏み込むことはできなかった。そしてドイツとスカンジナビアの人々ってのはタイプが似ていてさ、ヴァイキングは知られている以上に戦略に長けた集団だったんだ。だから一方的に負けることはなくて、それなりのチャンスはあるんじゃないかと思う。ただ真っ向からの対決ともなると、兵力で勝るローマ人に軍配を上げざるを得ないだろう。

――どうしたらそんなに立派なヒゲが伸ばせますか?

  それはな……

 答えが気になりますね!!?? 続きは『メタルハマー・ジャパンVol.1』の誌面で。

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