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METAL HAMMER JAPAN 編集部ブログ

YOSHIKIクラシック・ツアー発表記者会見。[X JAPAN]8年ぶりの新曲「Angel」の発売も決定!

 我らがYOSHIKIが、2014年ぶりとなるクラシック・コンサート・ツアー《YOSHIKI CLASSICAL 10TH ANNIVERSARY - World Tour with Orchestra 2023 'REQUIEM'(レクイエム)》を発表する記者会見を、彼の“ホームタウン”であるLAはグラミー・ミュージアムにて行なった。
 今回の発表で明らかになったツアーは、英米の名門ホールを筆頭とした全6公演。日本は[東京ガーデンシアター]となる。

 

<2023年10月>
□7日(土)/東京ガーデンシアター(日本)
□8日(日)/東京ガーデンシアター(日本)
□9日(月)/東京ガーデンシアター(日本)
□13日(金)/ロイヤル・アルバート・ホール(英国・ロンドン)
□20日(金)/ドルビー・シアター(米国・ロサンゼルス)
□28日(土)/カーネギー・ホール(米国・ニューヨーク)

▲カーネギー・ホール(米国・ニューヨーク)

 

 回ツアー名には“REQUIEM/レクイエム(鎮魂歌)”という言葉が選ばれたが、これは昨年逝去した自身の母に捧げる想いが込められたもの。そして同時に同名曲も生み出された。
 “母が亡くなって、僕は何もできなくなった。何日も涙が止まらなかった。でも前進しなければならないという想いから、この「REQUIEM」を作曲したんです。その頃から世界ツアーの話もしていて「やってやろう!」という気持ちと「ファンに感謝を伝えたい」という気持ちになりました”

 “YOSHIKIらしい”と言える規模の大きな世界公演だが、特に[ロイヤル・アルバート・ホール]、[ドルビー・シアター]、[カーネギー・ホール]の3会場すべてでコンサートを行なう日本人は、YOSHIKIが初となる快挙である。さすがのYOSHIKIも“ナーバスになっています(笑)”と言っていたが、やはりここでも彼の背中を押してくれるのは母の存在だった。
 “だけど、挑戦だとも思う。生前の母は、僕のキャリアをもっと世界に広げていきたいと思ってくれていた。僕も世界を見せてあげたいと思っていました。世界に行くこととお母さんのそばに寄り添うことは同時にできないけど、これは価値のある挑戦だと思います。このツアーのすべてを母に捧げたいし、きっとお母さんも喜んでくれるはずです”

 ツアーではYOSHIKIによるナンバーはもちろん、ベートーヴェンやラフマニノフなどのクラシック楽曲、そしてX JAPANとTHE LAST ROCKSTARSの曲もクラシック・バージョンとして演奏される予定だ。
 そのなかでも最も注目となるのが、先日急遽公表された8年ぶりとなるX JAPANの新曲「Angel」も含まれる予定であるということ。同曲がバンドとして演奏された場合どのような姿になるのかはまだ未知と言えるが、これがスペシャルなニュースであることに間違いはない。
 なお、本曲は7月28日に発売されることもアナウンスされた。クラシック・ファンはもちろんだが、X JAPANファン、そしてハードロック/ヘヴィメタル・ファンにとっても大注目の話であることもまた間違いない。
 なにより、新曲=披露の場が必要であり、それはつまりX JAPANのショウが遠くない未来に予定されていることを示唆することとも言えるのでは!? これからも彼の活動から目が話せない!

※YOSHIKIのコメントは英語での発言からの編集部訳

 

▲記者会見後には、ミニ・コンサートも催された。ここではゲスト・ヴォーカルを招いての「Angel」も披露。これがバンド・サウンドになると!?



東京ガーデンシアター 公演概要

会場:東京ガーデンシアター

日程:2023年10月7日(土)、8日(日)、9日(月・祝)16時開場/17時開演(各日)

チケット料金:15,000円(税込・均一)
VIPパッケージ:98,000円(税込)
⇒チケットリンク:https://www.up-coming.jp/yoshikiclassical2023vip/