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METAL HAMMER JAPAN 編集部ブログ

リー・ドリアン、クリスマスの思い出を語る

リー・ドリアン・インタビュー外伝

クリスマス・イヴの思い出 with マイケル・アモット

 

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『METAL HAMMER JAPAN Vol.4』&オフィシャルWEBにて、ブラック・サバスについて語ってくれたリー・ドリアンだったが、その会話の最中、クリスマスでのマイケル・アモットとの思い出も語ってくれたのだった。ここではそんなひと幕をご紹介! Merry Christmas, Mr. Dorrian & Amott!

Translation by Mirai Kawashima Photo by Masayuki Noda

 

 クリスマス・イヴに誰かがドアをノックしているんで、開けてみたらマイケルが立っていたという(笑)

 1988年のクリスマス・イヴに、アーチ・エネミーのマイケル・アモットが俺の家に来たことがあるんだ! 彼がまだカーカスに入る前で、カーネイジをやっていた頃のことだね。ドラマーのミック・ハリスが“ナパーム・デスに入らないか”って彼を誘っていたんだよ。オーディションをするからって呼んだんだろうけど、俺は……というか、恐らくバンドのメンバーは誰も知らなくてさ。

 多分マイケルは、最初ミックの家に行ったんだろうね。だって、彼が呼んだんだから。ところが“俺の家はダメ。リーのところに行け”と言われたんだろう。で、クリスマス・イヴに誰かがドアをノックしているんで、開けてみたらマイケルが立っていたという(笑)。“こんなところで何をしているんだ?”と聞いたら、“バンドに入るためだ”と。でもそんな話は聞いていなくてさ。結局彼は俺の……というか、俺の母親の家に数週間いたんだよ。

 その頃ちょうど最初のCDプレイヤーを手に入れてさ。当時CDは新しかっただろ? そのクリスマスにブラック・サバスのアルバムがCDで発売されて、それを買っていたんだ。音質はクソだと思ったけど、フォーマットが変わって違ったサウンドに聴こえたよ。それで俺はマイケルとベッド・ルームに座って、サバスのCDをくり返し聴いてね。

 それから彼に“ナパーム・デスはセカンド・ギタリストを必要としていない。だけど、君と俺とでドゥーム・メタル・バンドをやるというのはアリだ”って言ったんだ。彼も真剣に考えていて実現しそうだったけど、結局俺はバンドを抜けて、彼はカーカスに加入したよね。そう、俺がまだナパーム・デスにいた頃から、そういう構想はあったんだ。